去勢手術は必要?

よくこのようなご質問が挙がります。

私は必要だと思います。
なぜなら、去勢避妊手術をすることによって、
その子がこの先なるかもしれない病気を未然に防ぐことができるからです。

去勢手術にはメリットとデメリットがあります。
メリットは、オスの睾丸を取り除いてしまうだけで、
精巣腫瘍、前立腺肥大、肛門周囲腺腫の予防ができます。

あとは、犬の問題行動の規制につながるのですが、
発情期の問題行動・ストレスの防止・攻撃的な性格の沈静化・望まない繁殖の防止などになります。

デメリットとしては、
・肥満のリスク(食事量が増え、必要なエネルギーが減る)
・肥満による尿路結石・糖尿病のリスク
・麻酔によりリスク(目が覚めずそのまま死亡してしまう)
などがあります。

去勢手術のタイミングとしては、
性成熟を迎える前に行うことが理想的とされ、
性成熟を迎える生後6ヶ月前後が一番ベストな時期ではないかと思われます。

まだ幼い頃に去勢手術をしてしまえば、足を上げずにトイレを済ませられるようになりますが、
一度足を上げてオシッコすることを覚えてしまいますと、足を上げるようになってしまいます。
いろいろなところに足を上げてオシッコすると困ることも出てきますので、覚える前に手術してしまうほうが良いでしょう。

去勢手術の方法は動物病院にて手術になりますが、
痛みがないよう全身麻酔をかけ、オスの去勢手術は睾丸を外科的に摘出する方法が一般的です。

動物病院によって若干手術方法は異なりますが、
一般的なのは、睾丸の入っている袋を数センチメスで切って開けて睾丸を外に取り出し、
体内と睾丸をつないでいる管と血管をきり、溶ける糸で血管と管を結びます。
あとは、糸で袋を切ってあけた部分を縫合して終わりです。
10分~15分で終わる手術です。

様々なメリット・デメリットのある不妊・去勢手術ですが、
最大のデメリットである肥満のリスクは飼い主の注意と食事管理でコントロールできます。

病気を予防し、長生きする可能性を高めることができるので、まだ済んでない子はぜひ一度お考えください。